ホームページの基礎知識

インターネットについて

WWW について

ホームページの制作・公開の前に、WWW(World Wide Web 「世界中くもの巣」)について知っておきましょう。
WWW は、スイスのCERN(ヨーロッパ素粒子物理学研究所)が1989年に開発したインターネット上の情報システムです。 文章を本のように順番に読んでいくのではなく、あちらこちらへ飛び回りながら(リンクでジャンプしながら)、自分の興味のある、読みたいものだけを拾い読み(browse)していく、 「ハイパーテキスト」と言う概念に基づいて開発されました。

インターネットの歴史

もともとインターネット(Internet)は、軍事技術から生まれました。
ロシアの人口衛星スプートニク打ち上げ発表に、核攻撃の恐怖を感じたアメリカは、当時さまざまな情報処理に活用していたコンピュータを保護するため、 防御策として、ネットワーク研究が始まりました。 もし、核攻撃を受けても、コンピュータ内部のデータを通信回線によって、別のコンピュータに移せないだろうかと考えたわけですね。
核の恐怖かが起点となり、1969年にインターネットの前身(ARPANET)が誕生しました。

日本のインターネット

その後、1984年には「JUNET」が立ち上がり、1988年頃から、「WIDE」、「TISN」、「JAIN」などの学術系インターネットが相次いで開通しました。 そして、1989年1月には「NSFNET」と相互接続され、日本のインターネットは本格的な幕開けを迎えました。
やがて、学術研究ネットワークの商用規定も緩和され、商用プロバイダが次々と設立され、一般ユーザへの普及が始まりました。

まとめ

インターネットにははっきりとした実体はなく、ネットワーク同士の結びつきを「インターネットと」呼んでいるにすぎません。 とはいえ、単純にネットワークとネットワークを繋げばインターネットになるわけではなく、情報をやりとりするためには、世界で通用する手順や約束事があります。 それがインターネット技術です。

インターネット普及によって、学校や家庭に居ながらにして、世界中の情報を知ることができます。 そのWWWを閲覧できるソフトを「ブラウザ」と言い、IE(インターネットエクスプローラー)やNetScape(ネットスケープ)が代表的です。 WWW サーバ上で情報ページの中心となっているページのことをホームページと言い、そのページを記述するための言語をHTML言語と呼びます。

→こちらにもホムページ制作の基本知識を掲載しています!

HTMLとは

HTML とは、HyperText Markup Language の頭文字をとった略称です。
WWW上にハイパーテキスト(テキスト同士を相互に関連づけて結びつける仕組みとそのテキスト)を発信するためのマークアップ言語 (人間が作った文章やデータをコンピュータに理解させるための言語)です。

HTML が実際にどのように文章や画像の構造を伝えるのかを簡単にご説明します。
HTML は、タグ(もともとの意味は荷札)を使用して指定していきます。「タグ」とは、「<」と「>」という記号で囲まれたコードのことです。 そのタグの構造をブラウザ(インターネットエクスプローラーやネットスケープなど)が解釈して、そのファイルを表示してくれます。

情報の整理

ホームページという世界とつながるツールを作成していくにあたり、伝えたい情報を整理しておきましょう。
「誰に」、「何を」、「どのように」伝えるのかをまとめておくことはとても大切です。 いつもその3つの要素を意識してホームページを発展させていけば、後々、内容の充実した見られるホームページになっているはずです。
もちろん、デザインやレイアウトにも関係してくることですが、ご自身で制作を考えられる場合、最初から大満足できるすばらしいホームページをと神経質になりすぎるのもよくありません。 プロは情報整理のノウハウをもってご提案していきますが、初めてのWeb制作の場合、かえって情報が入り組み、ブラウズユーザに伝わりにくくなる可能性があります。 まずは、ホームページを作る「目標」を定めて、作成していきましょう。 更新頻度(ホームページの内容を修正・追加する頻度)は、SEO対策など、あらゆる面で効果的です。 最初は骨組みと考え、後々肉付けをしていく方向が好ましいでしょう。すばらしいホームページを目指してください。